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Umiosの株は買い?缶詰・冷凍食品を手掛ける食品メーカーを初心者向けに解説

企業研究室

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今回はUmios (旧マルハニチロ) について研究していきます!

2026年3月1日に社名をマルハニチロからUmios(ウミオス)に変更しましたよね。
CMでも宣伝していたのでご存じの方も多いのではないでしょうか?

Umiosは、

  • 缶詰
  • 水産加工品
  • 冷凍食品

などを手掛ける食品関連企業です。

食品株は派手な成長株というより、“生活に必要なものを扱う安定型”として注目されやすい特徴があります。

ただ、

・株は買いなの?
・優待はお得?
・初心者でも持ちやすい?

と気になる方も多いと思います。

結論

生活需要が支える、
手堅い配当のディフェンシブ銘柄

缶詰や冷凍食品など生活に直結した商品を取り扱っているので、景気が悪くなっても強い銘柄ということですね。

この記事では

  • 会社の事業内容
  • 配当
  • 株主優待
  • ちゃん株さんの考察

を初心者向けにまとめました。

最後までぜひご覧ください。


🏢会社概要

Umiosは、缶詰や水産加工食品・冷凍食品などを展開する食品メーカーです。

特に魚系の水産関連に強みを持っており、

  • ツナ缶
  • サバ缶
  • 水産惣菜
  • 冷凍魚製品

など、家庭向け商品を幅広く扱っています。

冷蔵庫やパントリーを確認してみると、
意外とUmiosの商品があるかもしれませんよ。

Umiosは大きく3つの事業で売上を作っています。

① 食材流通事業

Umiosで最も売上が大きいのは、食材流通事業です。

売上高は約7,760億円で全体売上の約7割を占めています。

この事業では、

  • 水産物
  • 畜産品
  • 農産品
  • 業務用食品

などを販売しています。

スーパーや外食チェーン向けの卸売機能も強く、
一般消費者からは見えにくいですが、会社の巨大な収益基盤になっています。

② 加工食品事業

この事業が我々一般消費者に最も身近な事業です。

魚を“商品にする仕事”
缶詰・冷凍食品・レトルト食品などの
私たちの生活に身近な商品も作っています。

売上高は約1,800億円規模となっており、
売上全体の約2割を占めている事業ですね。

主な商品としては、

  • 缶詰
    • サバ缶
    • ツナ缶
    • いわし缶
    • カニ缶
    • サンマ缶
  • 冷凍食品
    • ソースとんかつ
    • あおり炒めの焼豚炒飯
    • 横浜あんかけラーメン
    • 極旨!ももから揚げ
  • レトルト食品
    • 金のどんぶりシリーズ
  • 水産加工品
    • 鮭フレーク
    • おさかなソーセージ
    • ちくわ

などですね。
知っている商品はありましたか?

他にもたくさん商品はあるので、スーパーで気にかけて見てみると面白い発見があると思いますよ。

さらに最近は、

  • 時短需要
  • 冷凍食品需要
  • 健康志向
  • 内食需要
  • 備蓄需要

の追い風もあり、売上も堅調なようです。

③ 水産資源事業

魚を獲ったり、育てたりして魚を“確保する”事業です。

売上高は約1,280億円規模と全体の約1割程度ですね。

具体的には、

  • 漁業(自分たちで獲る)
  • 養殖(育てる)
  • 海外から買い付ける
  • 原料として販売する

などの事業を展開しています。

つまり、Umiosは魚を獲る→加工する→販売するを
全て行える水産品のサプライチェーンというわけです。

この事業があるから、
安定した価格を実現できます。
これがUmiosの強みですね。

サプライチェーン(供給連鎖)とは?
原材料の調達、製造、在庫管理、物流など”モノの流れ”の全体像のこと。


📊業績

決算分析

2026年3月期の決算をひとことで言うと、逆風はありつつも営業利益の利益体質が改善しましたという非常にポジティブな内容です。

売上高:1兆1,058億9,000万円
(前年同期比 2.5%増
営業利益:311億9,100万円
(前年同期比 2.7%増
純利益:221億8,200万円
(前年同期比 4.7%減

となり、売上高と営業利益は増収増益でしたが、
純利益は減益という形で着地しました。

昨今、食品メーカー全体で大きな課題になっているのが、
原材料高です。

特にUmiosのような水産系企業は、

  • 魚価格
  • 原油価格
  • 包装資材
  • 物流費

などの影響を受けやすいので、業績は厳しい状況が続いているようですね。

なぜ増収増益になったか?

① 養殖事業が好調だった

今回、養殖事業が好調だったようです。

特に、ブリやカンパチの販売価格が堅調でした。

さらに、歩留まり改善や輸出増加・円安も利益を押し上げている要因になっていると言えます。

また、近年問題になっている海水温上昇問題にも
高水温対策を打ち出しています。

沈下式生簀:空気と海水を入れ替えて浮力を調整し、海中を自在に移動させられる養殖用設備

災害対策: 台風などの悪天候時に、波の影響が少ない深い層へ生簀を沈めて魚を守ります。
環境変化の回避: 赤潮や貧酸素水塊、油流出などの被害を避けるために有効な手段です。
適水温での飼育: 夏場など海面温度が高い時期に、水温が比較的低い海中深くに生簀を沈めて暑さによる魚へのストレスを軽減します。

水中給餌技術:飼料の食べ残しを減らすために、水中に直接投入して沈降させる給餌方法

食べ残しの削減: 従来の海面・水面給餌では、潮流や風によって餌が散逸し、魚が食べきれずに海底に沈んでしまうなど環境悪化を招くことがありました。
適切な量を適切な場所で給餌することで飼料代のコスト削減にも繋がります。
効率的な成長促進: 魚が最も捕食しやすい水深やスピードで給餌を行うことで、餌の摂取率を最大化します。
人件費の削減:人手による海上作業を減らすことによって、人件費削減・事故の防止にも繋がります。

こういった気候変動対策も進めて事業の安定化を図っている印象があります。

② 北米事業の改善

決算資料には、

  • スケソウダラの相場上昇
  • カニカマ販売好調
  • 生産拠点の統合
  • 北米でのペットフード事業の販売好調

が背景にあると説明されています。

海外で最近話題になっているのが、
水産系缶詰を利用したレシピです。

  • 高たんぱく
  • DHA
  • EPA
  • 魚食

など健康意識の高まりにつれて、普段魚を食べない人たちも魚食の文化が広まってきています。

特に、カニカマの需要は海外でも根強いようですね。

今後の見通し

来期の予想はやや慎重のようです。

会社予想では、

売上高:1兆1,100億円(前年比+0.4%)
営業利益:320億円(前年比+2.6%)
純利益:150億円(前年比ー32.4%)

となっています。

売上高と営業利益は現状維持の目標にとどまっていますが、
気になるのは純利益の32%減ですよね。

理由は主に3つ挙げられています。

1:特別利益の反動減(株式や不動産の売却)
前期に実施した政策保有株式の縮減や不動産の売却などで得た特別利益が、来期はありません。
そのため、純利益を押し下げる最大の要因となっています。

2:CI(コーポレートアイデンティティ)変更費用
前期に引き続き、マルハニチロ→Umiosへの社名変更に伴う企業変革関連費用(約30億円規模)を計上するためです。

3:物流子会社の連結除外(子会社の売却)
完全子会社だったUmiosロジセンコーグループホールディングス株式会社に譲渡する(売る)ため、Umiosロジの売上や利益を自分のグループの成績としてカウントできなくなるということです。

こういった理由で純利益が32%減少するだろうと言う予想を会社は考えていますね。

📈株価

Umiosの株価の推移は、コロナ禍直前の安値から上昇を続け2018年ごろの高値をブレイクした後、押し目形成のためか一度押し下げているようなチャートです。

Umiosの特徴は安定した生活需要があるため、
景気が悪くても利用されやすく、ディフェンシブ銘柄として見られます。

コロナ禍になってから徐々に株価が上がってきたところが、
まさにディフェンシブ銘柄という裏付けですね。

今後も企業の成長は見込まれるので、安値で反発したあたりの配当利回りが高くなるタイミングで株を仕込みたいところです🤩

💰配当

Umiosは配当を実施しています。

配当金:45円
利回り:3.56%
配当性向:30.4%

配当利回りが3.5%前後と比較的高配当株です。

配当性向も30%前後と健全でまだまだ配当余力があるので、今後の増配にも期待が高まりますね!

安定配当+長期保有需要+ディフェンシブ銘柄なので、
ポートフォリオに加えるのも良さそうです。

🎁株主優待

Umiosの株主優待はギフトカードか自社商品です。

食品優待は生活必需品なので個人投資家人気が高いです。

保有株数に応じて、

必要株数優待内容
100株以上自社オリジナルギフトカード 500円分     
500株以上自社商品 3,000円相当
1,000株以上   自社商品 5,000円相当

と優待内容が変わります。

優待で貰えると普段買わないものなら新しい発見がありそうですし、贅沢品ならなおさら嬉しいですよね✨


ちゃん株さんの考察

ここからは個人的な感想です。

食品株は「流行が終わっても需要が残る」ところが面白いと思います。

例えばエンタメや流行商品などは、
ブームの終了で売上が急失速することもあります。

でも、Umiosが展開する商品は生活にかなり近い存在で、
欠かせないという方も少なくない商品ばかりです。

特に最近は、物価高による節約志向や外食控えが起きたり、共働きによる時短需要が続いているため、家で簡単に食べられる缶詰や冷凍食品、レトルト食品の価値がさらに上がっている印象があります。

一方で課題もあります。

  • 原材料高
  • 水産資源問題
  • 円安
  • 物流費の高騰

など外部環境の影響はかなり受けやすい業界です。

そのため、価格転嫁への対応などは今後ますます重要になりそうですね。

まとめ

Umiosは、
魚を確保する水産資源事業と
缶詰・水産加工品・冷凍食品などを手掛ける食品事業と
製造から販売まで行う物流事業など
一貫体制の整った水産加工大手企業です。

最近は、

  • 時短需要
  • 内食需要
  • 保存食需要
  • 健康志向

などが追い風となり、売上を伸ばしています。

一方で、

  • 原材料高
  • 原油高
  • 漁獲量の減少
  • 為替リスク

など食品業界全体の逆風もあります。

派手な急成長株というよりは、生活に必要な食品を扱う安定型企業として、今後も注目されそうですね。


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